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投稿者:千田 和也
こんにちは。
岩手県奥州市を中心に、自然の力を活かした家づくりを行う CHIBA HOUSE(千葉建設) です。
「住宅会社を決める前に理解しておきたいポイント」の12こ目です。
外壁の種類です。
その名の通り、住宅の外の壁のことですが、
大きく分けると「湿式(しっしき)工法」と「乾式(かんしき)工法」の2種類あります。
湿式は
漆喰やモルタルなどを壁に塗り上げていく工法です。
モルタル壁は近年では使用される事が少なくなっているので、漆喰についてお伝えできればと思います。
漆喰は珪藻土などの仲間で自然素材を主成分とする壁材です。
調湿効果や消臭効果といった機能性が高い素材で、意匠性が高くオリジナルのデザインにすることができますし、月の光や照明が反射し建物を美しく見せる効果があり、お城の外壁などにも使われていました。
一般的な外壁の寿命は30~40年ほどですが、しっかりメンテナンスをすれば重ね塗りをするだけで100年以上使えます。
デメリットとしては、施工費用が高いこと、ひび割れが起こること、汚れが付きやすいので定期的に掃除をしないとすぐに汚くなってしまうことです。
ひび割れが起こりますが、塗るだけで補修できるのが漆喰壁の良いところです。
乾式は
最近ではおそらく1番よく見かける外壁です。
セメント系のもので作られた「窯業(ようぎょう)系サイディング」とウレタンなどに金属シートを合わせた「金属系サイディング」、他にもありますが、一旦この2つの説明です。
そもそも「サイディング」とは外壁材の一種のことです。
窯業系サイディングは、色やデザインが豊富で、タイル柄・レンガ柄・木目柄など様々なものがあります。
また、基本的に工場で大量生産している材料で、他の壁材に比べると比較的施工費用を抑えられます。
その反面、耐水性能はないので、表面を塗装して耐水性能をまかなっています。
塗装が剥がれてしまうと防水ができなくなり劣化します。
現在ではその弱点を克服した30年以上メンテナンス不要の窯業系サイディングもあります。
金属系サイディングは他の外壁材に比べるとデザインが限られていますが、断熱性能や強度が高く、軽量なため地震の際も住宅に負担が少ない壁材です。
デメリットは、金属なので使っているうちに錆びること、傷がつきやすいことですが、一般的な金属系サイディングに比べ錆びにくい「ガルバリウム鋼板」というものもあります。
だいたいどの外壁も塗替えや葺き替えのメンテナンスは必要ですし、メンテナンス不要の外壁材も、繋ぎ目のコーキング部分は劣化しますので、コーキング部分のメンテナンスは必要です。
10年に1度くらいは、メンテナンスか現状確認は必要だと思っていただければと思います。
湿式と乾式のどちらもあるタイル壁など壁材の種類は他にもありますが、一般的なものはこのあたりです。
注文住宅を建てる場合、屋根は色も素材も割と早い段階で決めることになるので、まずは何が自分に合っているのか先に調べてからお話を進めると良いと思います。
CHIBA HOUSE(千葉建設)では快適で安心な注文住宅をはじめ、リフォーム・リノベーションまで、幅広くご相談を承っております。
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