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投稿者:千田 和也
こんにちは。
岩手県奥州市を中心に、自然の力を活かした家づくりを行う CHIBA HOUSE(千葉建設) です。
「住宅会社を決める前に理解しておきたいポイント」の11こ目です。
前回は屋根の形状についてでしたが、
今回は屋根材の種類についても一応さらっと理解しておいていただけたらなと思います。
屋根材の種類を一般的なもの4種類についてご説明します。
細かくすればもっとさらにたくさんの種類に分けることができますが、一旦はこのくらいで比べていただければと…
屋根は軽い方が建物への負担が少なく済みます。
どういうことかというと、頭に重たいものを乗せて立ってみてください。
重心が高くなりふらふらして、横から押されたときによろけてしまうと思います。
同じように、屋根が重いと重心が高くなり揺れ幅が大きくなり耐震性が下がるため、
そうならないために柱を太くしたり、筋交いを増やして補強したり別の費用が発生してきます。
地震の度に、大きく揺れ木材へのダメージが大きくなります。
ここからが種類のお話です。
「スレート」「アスファルトシングル」「ガルバリウム鋼板」「瓦」についてご紹介します。
「スレート」とは、
繊維素材の屋根材です。
他の屋根材より価格を抑えられ、他の所に予算を回すことができます。
また、素材が軽いため建物への負荷が少ないです。
反面、他の屋根に比べ割れやすく凍害や紫外線による劣化の被害が多いです。
太陽光パネルの重さで割れてしまうこともありますし、きちんとメンテナンスをしないと繊維素材なので塗装が剥がれてくると水が染み込みやすく、雨漏りやカビや腐食の原因になります。
「アスファルトシングル」とは、
ガラスにアスファルト浸透させ表面に石粒を吹き付け接着している屋根材です。
スレートより軽く、割れにくく、金属を含んでいないため錆びにくく、石粒が緩衝材になるため防音性が高いです。
どこか汚れるわけではありませんが、石粒がポロポロと段々取れてしまいがちです。
また、多少の強風では飛ばされませんが、かなり強い(とんでもない強風)台風でめくれる可能性があります。
「ガルバリウム鋼板」とは
金属素材の屋根材です。
強度を調整した鉄板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでコーティングしたものです。
耐久性が高く、しっかりメンテナンスをすれば40年以上使える可能性があります。
スレートやアスファルトシングルよりもさらに軽い屋根材なので、建物への負荷も軽減できます。
ガルバリウムの中でも断熱材一体型というものが存在し、そちらであれば価格は上がりますが断熱性と遮音性が高く、室内の温度上昇を抑えることができ、雨音も軽減することができます。
断熱材なしのものは、他の屋根よりも断熱性能も遮音性能も低いです。
ひび割れが少ないですが、金属なので錆びる可能性があり、外部の衝撃には弱いのでものがぶつかれば凹む可能性はあります。
「瓦」とは、
皆さん想像通りの瓦です。
ほとんどが粘土を焼いて成型したもので、釉薬(ゆうやく)瓦と無釉(むゆう)瓦があります。
違いはまた改めて!
焼き物なので持ちが良く、遺跡から遥か昔のお皿がきれいな状態で出てくることもあるくらい耐久性が高いです。
瓦自体は塗替えなどのメンテナンスもほぼ不要で、施工の仕方から断熱性と遮音性も高いです。
1枚だけ割れれば1枚だけの交換で済むのもメリットです。
反面、他の屋根材より圧倒的に重いので、地震の際に揺れやすくなりますし、耐震性を担保するため、柱などを強化するのにかなり費用がかかるため建築費用が高くなります。
瓦であっても、下地のメンテナンスは必要で、他の屋根も定期的(10年毎くらい)に塗替えなどのメンテナンスや状況確認は必要です。
また、選ぶ屋根材によって太陽光パネルが載せられないということもありますので、太陽光パネルを考えている方は先に確認した方が無難です。
リフォームや注文住宅を検討する際には、
どういうものが自分の性格に合うか考えて選んでいただければと思います。
CHIBA HOUSE(千葉建設)では快適で安心な注文住宅をはじめ、リフォーム・リノベーションまで、幅広くご相談を承っております。
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